”自由”が大好き!スタッフの想像を超えて自立する~ソフィー冬期講習の様子その3~

こんにちは、ソフィー学習塾の北岡です。 前回前々回と、冬期講習の様子とそこから見るソフィーの特徴をお伝えしてきました。今回で冬期講習レポートは最後になります。3回目は「⑶自分での選択が好きなソフィー生」です。冬期講習や春期講習などの季節講習では、講習だけ受ける外部生も多くご参加いただいています。そういったときの外部生とソフィー生の比較は、ソフィーに通うことで、長い目でみたとき、どのような効果が表れてくるかを改めて認識するいい機会になります。

自由にしていいよ、で困らないソフィー生

最近、自由にしていいと言われると、「何をすればいいかわからない」、という中高生も増えていると思います。作文なんかも「なにをどう書けばいいのか」という状態になる生徒です。

ソフィーに通って久しい生徒は、作文や進路相談なんかは、「これ書きたい」「こうなりたい」を堂々と表現できる子が多くいます。計画などでは、自分で目標に見合った計画を自分なりに立て、試行錯誤していきます。それをスタッフと話し合い、修正したりしなかったりします。大事なことなので、もう一度書いておきます。相談した後、自分の意思でスタッフの意見を取り入れず「修正しなかったり」もします。ソフィーのルールは「やりたいことは言う。やりたくないことも言う。」です。また、様々な学年がオープンな空間にいるため、集団や多人数での自分の立ち位置も感じるようです。そういった環境だからか、おのずと自分なりに自己表現、時間の使い方、計画の立て方を覚えていきます。そうしていると、生徒の中には、自身にぴったりの計画表のフォーマットを編み出す子や、検定試験と部活、受験のスケジュール感をスタッフが働きかけなくとも、1年単位の目線で考えられる子も出てきます。

本来、人は自由にしたい

ところで、なぜ自分で選択したり自己表現できないことが多くなるのでしょうか?要因のひとつは「してはいけない」や「しなさい」が過剰なのかもしれません。

本来、人は自分のことを自分で決めたい、興味があったらやってみたい生きものであるのかもしれません。例えば、小さい頃を思い出すと、「バスの『とまるボタン』を押してみたい」「ダメと言われても、虫を捕まえてくる」、「帰る時間になっても砂場で穴を掘り続ける」といったような、止められてもやりたいことが多くあったでしょう。

しかし、止められること、命令されることが過剰、当たり前で過ごしてしまったゆえに、「やりたいことがわからない」「何をすればいいかわからない」という状況に陥っているのかもしれません。ですから、社会で責任を負わずに済む幼少期から学生のうちに、自分の選択、自分のやりたい、をできるように練習することはとても大切なんだと思っています。