これからの時代に必要な進路選択マインド②

正解は体感をともなう価値観そのもの

前回の続きです。

前回からの文章シリーズでいう「正解」とは「自分にとって価値があると信じていること」に他なりません。「正解」は、自分にとって何が幸せなのか、をよく知ると作ることができます。

いわば、従来の世界は「一部の人の価値観でできている正解」を共有して、その正解を目指すゲームでした。しかし、今は自分の価値観を追い求めていくゲームが人生です。

絵を描くことが素晴らしいと感じているなら、絵を描くことが正解、ビデオゲームが素晴らしいと感じるならビデオゲームが正解、科学が素晴らしいなら科学を学ぶことが正解、大学に行きたいなら大学進学が正解、高卒で起業したいなら、それも正解です。

多くの場合、好ましい体感や苦しい体感から価値観が作られていきます。

正解となる価値観づくりは<じぶんごと>の体感がすべて

自分にとっての正解づくりは、追い求める価値観を作ることが大切です。追い求める価値観を達成し続けることが「正解」だからです。

価値観は、体感で作られていき、その価値観が強くなればなるほど、行動にあらわれます。

体感と価値観と行動の関連について少し書きましょう。

部活が大好きで練習しすぎてテストで点数がとれなくて、本当に苦しい思いをしたなら、次は「部活と点数のバランスが良い状態」を正解に設定して、正解に少しでも近づくための行動を誰に言われずとも起こすことができます。

ひとは、他人に言われても体感を伴う価値観の変化がなければ変わりません。「部活と点数のバランスをしっかりとりなさい」と先生や親が言ったところで、「いまの僕/私にとってはバランスより部活なんだよなあ~」と、抱く価値観が違えば、影響力はありません。

だから、まず「本当に点数が欲しい」とか「このままでは受験で苦しむ」というような、体感がなければ、価値観が変わらず人は行動が変わりません。

もちろんプラスの体感でも人は変わります。(このプラスの体感を使うか、マイナスの体感を使うか、どちらが合うかは自分で実験して決めてみてください。)

とにかく体感して感じることが大事です。ソフィーで、実際に受験する学校や大学のある街に足を運ぶこと、YoutubeWebオープンキャンパスを見ることをおすすめしたり、自分で受験や志望校について調べてもらうのは、受験や合格後の体感を作るためです。

ひとは体感を通して「じぶんのこと」だと感じて納得するほど価値観が作られ行動も性格も変わっていきます。

1000円札がやぶれた」と「私の1000円札がやぶれた」と口に出して心の違いを感じてみてください。「ゲームが壊れた」と「私のゲームが壊れた」や「犬が死んだ」と「私の犬が死んだ」の違いでもいいです。

「じぶんごと」か「ひとごと」かどうかで、感じ方や行動が変わってきます。

次回に続きます。

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