全年齢が1つのカベのない空間にいるメリット

上の写真は、ソフィーで行っている生徒との交換日記型学習記録です。
「高校生のとなりに意図的にすわったのが、けっこう刺激的でいいなと思いました」
と書いてあります。
ついこの間、中学3年生が書いたものですが、
ソフィーが持つ特徴を自ずと活かせているコメントだったのでご紹介しました。
ソフィーの特徴のひとつは、
カベのない1つの空間に、小学生~高校3年生までの生徒がいることです。

年令の幅が広いことで世代間の偏見が少なくなり、さらに、年令が違うことによる刺激を受け取り合う構造になっています。

学年・学校を越えた交流が生まれることもあります。
この異なる学年がひとつの環境による効果を、
ソフィーでは
「お兄さん・お姉さん効果(年上→年下への好影響)」
「逆お兄さん・お姉さん効果(年下→年上への好影響)」と呼んでいます。
例えば、お兄さんお姉さん効果、逆お兄さんお姉さん効果の例をあげると、

年下→年上に好影響

  • 化学の図鑑や元素記号が大好きな小学生と会うことで、高校3年生が受験のためだけに問題を解くだけではなく、化学を面白がって学ぶ姿勢の大切さを思い出していました。
  • 小学生が知育カードゲームを高校生に挑んで勝ち、高校生が小学生の戦略性の高さに舌を巻いていました。
  • 毎週、塾に置いてある本を3冊以上借りていく小学生をみて、読書を始めた高校生がいました。
  • センター試験をあっさり解く高校2年生を見て、高校3年生の姿勢が変わりました。

年上→年下への好影響

  • 写真以外にも、受験生を見て中1,2、高2生の勉強意識は夏終わりから徐々に高まってきて、真剣に進路について考える生徒が増えてきました。
  • 高校生のテスト科目の多さを知って、中学のテストへの不満が減った中学生がいました。
  • 普通高校に進む場合と、高等専門学校に進む場合の、将来の違いやメリットデメリットを自ら調べる中学生がいました。

パッと思い付くだけでも上記のことがあげられます。

また、生徒同士だけでなく、日々スタッフも生徒から多くを学ばせてもらっています。
毎日毎日、声として聞こえたり目には見えなくとも、同じ空間に一緒にいるだけで刺激しあうことになり、意識は変わり続けているのかもしれません。