なぜか集まる高 IQ の生徒たち

こんにちは。ソフィー学習塾の北岡です。
ソフィーに入るまで、塾や予備校、その他教育系の現場を色々と経験してきましたが、ソフィーに入って感じた面白いところをご紹介したいと思います。

ソフィーには自然と高IQの生徒が集まってくる。

ソフィーは入塾テストもなく、万人に開かれた塾なので、思いがけず偶然集まった結果なのですが……とても面白い特徴だと思います。この記事を読んで「もしかしたら、うちの子も合うかも?」と思ったらぜひ体験に来てみてください。

【高IQとは】

この記事でいうIQとは・・・・・・・・・・、「理性」で考え行動する能力、論理力や自主性の高さと自己認識力の高さ、客観性を持つ力、といった内容を指す言葉と考えて頂きたいと思います。学校のテストスコアや一般に言うIQスコアと関係ありません。

もちろん、実際のIQテストのような問題が得意な子も多数いて、いわゆる世間一般のIQスコアが高いであろう生徒も多くいます。

また、印象を簡単に言えば「大人」で「子どもらしくない」というような生徒が多いです。
内発的な動機で行動をする子が多い傾向にあります。年齢問わず、小学生から高校生まで、「冷静で大人」な生徒が多くいます。

【ソフィー生の特徴、とりあえず4つ】

1. 自主的に行動する。自分で決めたがる。自分のことは自分でやりたがる。

ほとんどの生徒が自分で「やること」を決めますし、スタッフに相談はしても、指示を仰ぐ子はほとんどいません。「どうしたらいいですか」といった質問はよっぽど困っている時をのぞき、ほとんどありません。その代わり「こういう理由でこうしようと思っていますが、どう思いますか」という質問をする生徒が多くいます。

もちろんソフィーに入ったあと、そういう性格になった、ということもあるかと思います。
実際に入塾後、自発的な学習をするようになった生徒も多くいます。

しかし、私の感覚では、もともと内発的動機で自主的に行動出来ていたが、外発的動機付けを促すような環境で自分らしくいれなくなり、色々と自分に合う場所を探しているうちにソフィーに出会う、というようなケースも多いのではないかと感じています。

2. ふつうは疑問に思わないことを疑問に思い、好奇心旺盛。

問題に書いてあること以外の仮定や話題を持ち出して「もしこれが〇〇の場合はどうなりますか?」といった質問をされることがあります。その質問は、本質をついたものだったりします。ソフィーで働く以前にも多くの学生を見てきましたが、ソフィーで初めて聞かれる質問が多く驚いています。そういった生徒が学年問わず複数いるのも面白いです。

学校で習う範囲以外の勉強を率先してやる傾向もあります。数学が得意な高校1年生が、誰に言われずとも大学入試の問題を解き始めたり、数学科の大学生が学ぶ勉強を調べ、問題に挑戦したり、日本史が好きな高校生が教科書や資料集に載っていない内容を調べ続け報告してくれたりもします。

また、社会一般の通念や常識に疑問を持っていることもありますが、ただ漫然と疑問に思ったり気にくわない、といったものではありません。論理性をもって、非合理な部分を指摘したりします。

こういった、多くの人が当たり前、と感じていたりそもそも関心を向けないようなことに自分なりの疑問を持ち本質を突くことは、自分の頭で考えている証拠だとも思います。

3. 評価軸や価値観が生徒独自のものである。

ソフィー生にとって、外発的動機付けとなるような、他人が決めたご褒美や、一般的価値観に基づく目標の達成、自分以外の誰かが定めた価値観での成功を褒められることはそれほど嬉しくないようです。自分で決めた目標達成を”成功”と定義している生徒が多いような気がします。ご褒美に関しても、自分で設定したご褒美に価値を置いている様子が多く見られます。

4. 読書家、言葉が難しい本も読める生徒が多い。

これも、私がソフィーに来てから強く感じることの一つです。
小学生で大人向けの本を読む子もいたり、哲学的な書物や純文学を好む中学生を筆頭に、”本の虫”が多くいます。高校生には、忙しくなって本を読まなくなった、という生徒がいますがそんな子にも学校の授業内容や進路と関係のあるやや専門的な本を紹介すると喜んで読みます。読みやすい本よりも頭を使うような本を好む生徒が多いのも面白いです。

また、読んだ本について書評のように語ってくれたりします。
純文学を好む生徒で「志賀直哉は白樺派だから云々」といったように客観的な分析を感想に交える子もいます。

【ソフィーの役割】

ソフィーのスタッフは、まったくと言っていいほど、やることを生徒に指示しません。
しかし、生徒自身で課題を見つけ、対策を考え、全体観をスタッフに相談し、自主的に取り組めています。

ソフィーの役割のひとつは、内発的動機で行動する能力や、生徒自身で試行錯誤していきたい欲求を抑え付けることなく引き出すことにあります。

内発的動機を持たない子がいたとしたら…、自主的にやることを決められないとしたら…、指示がないと動けないとしたら…、それはきっと過ごしてきた環境が、外発的動機づけをするものに偏っていたり、その子自身の気持ちや価値観でなく外から与えられた評価軸や価値観に合わせすぎてしまった結果かもしれません。

【最後に】

もし、自分のお子さんや知っている子どもで、「大人びていて他の子どもと違う」、「やたら弁がたつ」だとか、「自分のこだわりが強い」、「ふつうは疑問に思わないことを疑問に思う」、「周囲の子どもと話の程度が合わない」だとか、そういった傾向があったら、その子は頭が良すぎるのかもしれません。

もしかしたら、今、抑えつけられているものが、ソフィーでは文字通り伸び伸びと表現することができるかもしれません。

また、この記事を読むと「なんだかハードルが高いかもしれないわ…」と思うようなこともあるかもしれません。しかし、ソフィーの生徒たちはスタッフに対して知性を遠慮なく発揮しますが、子ども同士だと、無邪気に年相応の会話をしていたりします。

なにかお力になれそうであればご連絡ください。

お読みいただきありがとうございました。