年末年始の、勉強「以外」の過ごし方

こんにちは。ソフィー学習塾の北岡です。もうすぐクリスマス、小中高生は冬休み、ソフィーは冬期講習ですね。さて、今回は年末年始が近いからこその「勉強以外の」過ごし方についてひとつ書いてみます。

家族・親族の価値観や歴史を「観察・想像」してみる

年末年始はご家族または親族どうしで集まることも多くあると思います。そこで、「お正月」「年の瀬」という非日常性を活かして、普段あまりやらないけれども、家族にとって大切なことに時間を使うのはいかがでしょうか。

 

アイディアのひとつですが、年末年始の時間を「今の自分」を作り上げてきたであろう家族や親族について「観察・想像すること」を、家族関係を良くしていきたい生徒・保護者問わず今まで相談があった方にお勧めしてきました。

 

よく「家族間で価値観を話し合うのが大切」という台詞があります。普段から何気なく言葉を交わす習慣がある家庭なら、改めて、というのもいいと思いますし、毎年、決まった儀礼がある家庭なら意識せず話し合いが出来ると思います。

 

しかし、「話し合うこと」が日常的でない場合はなかなかハードルが高いことであるのも事実です。

 

ここで考えたいのは、「価値観を話し合う」のは目的ではなく手段であることです。なんのために話し合うかというと、家族がうまく機能するため、家族が納得した進路や過ごし方をするため、かと思います。ですから、不自然に価値観を共有し合うよりも、ただ観察したり家族が持つ歴史を想像してみるだけで十分いい影響があります。

 

例えば以下のような簡単な観察・想像で十分なので興味ある方は取り組んでみてください。

 

・テレビを見たり遊んでいる姿を見て、「こういうのが面白いと思い、こういうのは感動するのか」と思う。

・祖父母世代、父母世代、生徒世代、でそれぞれ「相手が自分の年齢になったら(であったら)、どういう感じか」想像してみる。

・自分の趣味嗜好や物事の考え方は、それぞれの親族から何%ずつの影響でできているか考えてみる。

 

などです。

 

以上のような、観察をすると「今まで気づかなかった自分」や「自分がどうできてきたのか」が見えてきたり、家族どうしの好きなところはより好きに、価値観がすれ違うところはすれ違いを受け入れやすくなると思います。

それに、話し合わなくても自分で勝手にできることなので、気恥ずかしいといったこともありません。

 

こういった、ちょっとした意識が、日常の関係性を良いものに変えていってくれると思います。日常より心地よく過ごせるように、少し非日常を利用してみてはいかがでしょうか。