【ソフィーメソッドの極意】 ネガティブパワーよりポジティブパワー

こんにちは。ソフィー学習塾の谷口です。

あと数日で2018年も終わりますね。2019年に向けて目標をたて、やる気でみなぎっている人も多くいるのではないでしょうか。

そんなやる気でみなぎっている皆さんに今回は「ポジティブパワー」と「ネガティブパワー」についてお話したいと思います。

 

「ポジティブパワー」と「ネガティブパワー」

パワーにはポジティブパワーとネガティブパワーの2つがあります。

ポジティブパワーとは、楽しいことや面白いことなどワクワクするようなことをパワーにしたものです。目標に向かうことで力が出ます。

ネガティブパワーとは、辛いことや苦しいことなど不安や恐怖を感じることをパワーにしたものです。自分が感じる痛みから逃れるために力が出ます。

 

 

ポジティブパワーにもネガティブパワーにも、どちらにも人を動かす力があります。

では、どちらの方が有力なのでしょうか。勉強を例に挙げてみましょう。

 

「高校に受からなかったら怒られる。この計算ができなかったら馬鹿にされる。だから頑張って勉強しよう。」これは不安や恐怖から逃れるために発揮されたネガティブパワーですよね。

ネガティブパワーは短期的には爆発的な力が出るときがあります。私も危機感を感じたときはネガティブパワーを発揮して、夜遅くまで勉強していました。しかしこの力は長続きはしません。数日で力尽きてしまい、またその後の数週間勉強をしなくなりました。勉強するたびに「逃れたい痛み」が頭によぎれば、ネガティブな思考になるので、やればやるほど嫌な気持ちになって勉強をしたくなくなってしまうのです。

 

比較してポジティブパワーだと、どうでしょうか。「高校に合格したら海外旅行に連れて行ってもらう。この計算ができたら日常で役立てられる。だから頑張って勉強しよう。」これはワクワクするような目標に向かって発揮されたポジティブパワーです。勉強するたびに楽しい気持ちになるので、比較的長期で取り組めますし、学ぶことがどんどん好きになるでしょう。さらにはワクワクすることが増えることにより、人生をより楽しくすることができます。

 

上記のことを比較すると、ポジティブパワーの方が有力であると言えるのではないでしょうか。

 

実際にソフィーでも、このポジティブパワーを発揮するために、12/22の中学3年生の「受験生目標確認ミニレク」の中で、高校に合格した後の楽しいことをホワイトボードに書いてもらいました。生徒からは「ディズニーに行く」「吹奏楽部に入る」「おいしいものを食べる」など色々な意見がでました。

そしてその日、スタッフと生徒が行っている交換日記型学習記録表にはこんなことが書いてありました。

・「高校でやりたいことを具体的に挙げてみて受かりたい気持ちが増しました」

このようにポジティブパワーを上手に使うことでやる気がみなぎってくるのです。

ぜひ皆さんも新年の目標に向かって、このポジティブパワーを上手に用いてみてはいかがでしょうか。