英語を学ぶ理由

英語はなぜ学ぶのでしょう?中学や高校で英語を勉強しなければいけないのはなぜなのでしょう?その理由は、人それぞれでひとつの答えはないかもしれません。でも、ひとまずここではソフィー学習塾としての考え方をお話しておきたいと思います。

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【前提】「学ぶ理由」を考えた方がいい理由

それぞれの教科には、それぞれにそれを学ぶ「理由」というものがある、と私たちは考えています。「そんなの知らなくてもテストの点数さえ取れれば良いんだ」という意見もあるかもしれません。でも、少なくともソフィーではそう考えていません。

場合によってはそれぞれの教科を「学ぶ理由」は個々で違ってくることもあるかもしれません。もしくはなかなか「その理由を見つけられない」という場合もあるかもしれません。でも、とりあえずででもいいので、それぞれの教科を学ぶ仮の理由を設定しておくことはできるでしょう。このように仮でもいいので、何らかの理由を設定しておいたほうが、最初は多少面倒でも、長期的には有益です。

なぜか。それは「理由」というものがしっかり理解できていれば、学習者は納得して心から学習に取り組めるからです。勉強が面倒くさくなったりしたときにいちいち「そもそもこんなもの勉強する必要があるのか?」と問い直したり、誰かを非難したりして立ち止まる必要がなくなり、前進しやすくなるからです。そして、もしも良い「理由」を設定できたなら、短期的なテスト結果だけを追い求めるのではなく、社会でも通用するような長い目で見て意味のある学習効果を意図して学習しやすくなってくるからです。その結果当然長期的な良い成果が積み重なりやすくなるわけです。

英語の「学ぶ理由」を考えてみる

ソフィー学習塾では、高校生向けの「英語選抜クラス」を設置したり、併設の英会話スクール「ソフィー・ジ・アカデミー」を運営していたりするなど、英語教育には特に力を入れています。ですからまずは「英語を学ぶ理由」をここでは取り上げて、一緒に考えてみましょう。

英語は中学や高校での必修科目ですが、私たちはなぜ英語を学ぶのでしょうか?将来、仕事によっては英語なんて使わない人も多いはずです。なのになぜ私たちは全員英語を勉強しなければならないのでしょうか?

【問題点】テレビ番組やニュースだけで外国の情報を得ていると偏った味方が育ってしまう

まずは、最近の社会的な状況から考察してみましょう。

テレビのニュース番組を見ていると様々なニュースが流れてきます。そしてその中には海外のニュースや国際関係のニュースもたくさんあります。領土問題、TPPの問題、その他経済的な問題、政治的な問題など、さまざまなジャンルのニュースが報道されます。

「ニュース」ですから基本的には「悪いニュース」が中心です。「良いニュース」もなくはないですが、それはたいてい「おまけ」みたいなもので、番組の最後に少し紹介される程度です。

われわれは日本で生活をしているわけですから、日本に関してはニュース番組から意外にも日常の中でいろいろな情報を受け取っています。ですからニュースでは「悪いニュース」しか流れなくても、日本の中で「良いニュース」がたくさんあることは知っています。好きな歌手が新しい歌をリリースした、とか、注目している俳優が新しいドラマを始めた、とか、プロ野球に期待の新人が出てきた、とか、もしくはもっと身近なことだと、友達と楽しい時間を過ごせた、とか、ご近所の方からおすそ分けで美味しいイチゴを頂いた、とか、学生時代の友人が結婚した、とか、いろいろあるわけです。

メディアからの情報だけだと海外への偏見を持ってしまいがち

ところが海外の情報はどうでしょう?国によっては、その国の情報はほとんどニュースの情報からだけ、ということも当然あり得ます。ある国でひどい殺人事件が起こったと聞けば、もしかしたら「その国はひどい国だ」とか「その国にはひどいやつばっかりだ」などと思い込んでしまうこともあるかもしれません。

しかし、よく考えてみればわかりますが、どの国にも悪い人もいるのかもしれませんが、反対に良い人もいるものです。慎ましやかに人として正しく暮らしている人や、積極的に他人に貢献している徳のある人だって、どの国にもいるのです。でも、その国の「良い人」のニュースや情報はあまり流れてはきません。それはテレビ番組としては大抵あまり面白みのない情報であり、報道されることは少ないからです。ですから、他の国の良い人の情報、というのは受け身に情報を受け取っている限りあまり入ってきません。受け身で情報を受け取っている時に入ってくるのは、大抵悪い情報だけであり、それによって偏った見方をしてしまいやすくなります。

これはいわゆる「思い込み」です。ただ、われわれは意外とよく考えずにこの「思い込み」をしてしまいます。断片的な情報だけで「●●という国はひどい国だ」と思い込んでしまうことも、実は良くあります。そしてその結果、いろいろな「弊害」を引き起こします。

【現状と未来】これから世の中で求められる人材

誰もが知っているように、今は「国際化」の時代です。手にしている商品がほとんどすべて何らかの形で外国の企業と協力しながらつくられています。インターネットが今後ますます普及し、航空運賃などもどんどん下がっていくと、今後この国際化はさらに早くなっていきます。
そうなってくるとこれからは「海外の人たちとできるだけ協力をして仕事をしていく」ことが、どんどん大事になってきます。それができるかできないかで企業の強さが決まって行く時代になる、と言っても過言ではないかもしれません。すると人材としては「海外の人たちと上手に協力できる人」が今後さらに必要となっていきます。逆に言うとそれができない人は、あまり企業に求められなくなっていくかもしれません。
そこで特にこれからの若い人たちに必要となってくるのは肌の色や国籍で人を判断しないオープンな「偏見のない心になってくると、私たちは思っています。「英語力」自体も大切ですが、それよりも大切なのはこの「偏見のない心」です。偏見があると、相手を正しく見ることができません。相手を正しく見ることができなければ、当然良い協力をすることはできません。

わかりやすくするためにもう少し狭い範囲でたとえ話をしてみると・・・

国籍や肌の色の話になると多少難しいかもしれませんが、もっと狭い範囲で例えてみるとわかりやすいと思います。たとえばソフィー学習塾があるこの長岡市において「川東」(信濃川を挟んで東側の地区)に住む人が「川西」(信濃川を挟んで西側の地区)に住む人たちに偏見を持ち差別して暮らしているとしたら、滑稽に思うでしょう。そしてそんな偏見を持っていることが仕事においても私生活においても、その人にとって大きな不利益になることは、容易に想像できるでしょう。

国籍や人種による偏見もまったく同じことです。

【私の個人的経験】アメリカ留学で得られた最も大切なもの

jack-and-me私は20代の前半、アメリカに約3年間留学しました。「アメリカに留学をして最も良かったことは?」と聞かれたら、私はいつも「肌の色や国籍で人を判断しなくなったこと」と答えます。

正直言って留学する前までは国籍や肌の色の違いに対しての一種の抵抗感や違和感というものは持っていました。しかし、いろんな国から留学生が集まるアメリカの大学にいて、本当にいろんな国の人たちや彼らの文化に触れ、そういう違和感のようなものはまったくなくなりました。その結果、さまざまな人たちと分け隔てなく交流や情報交換できるようになり、仕事の幅も発想の幅も情報の幅も広がりました。

私は20代の前半にこの「偏見のない心」を手に入れることができ、幸運だったとは思います。でも、「もし自分が子供の頃からこれを手に入れていたらどうだっただろう?」とたまに想像します。そもそも発想力が豊富な年頃に、その発想を広げる手助けとなる心を持てていたら、もっといろいろなことに興味を持ったり、いろいろなことに挑戦したりしていただろうな、と思うのです。そして何よりもアメリカに留学した時の「抵抗感をなくすまでにかかった時間や労力」をかけずに済み、もっとたくさんの有意義な時間を過ごせたのに、と思うのです。

【解決策】英語を学ぶことで「偏見のない心」を身につけられる

この「偏見のない心」を手に入れるには、いろいろなアプローチがありますが、ひとつ最も有効なのが「英語を学ぶ」という方法です。英語は世界の多くの人が使っていますから、英語ができればそれを使って様々な国の人と交流できるようになります。たとえ実際に彼らに会う機会がなかなか持てなかったとしてもインターネットを使えば彼らの国の誰かは英語で情報発信していますから、テレビなどのメディアを介さずに直接その情報に触れることができます。そしてその経験の中で自然に「偏見のない心」は育ちやすくなっていきます。

今の中学生や高校生たちには社会人になるまでの間にぜひこの、肌の色や国籍で人を判断しないオープンな「偏見のない心」を育てて欲しいと思います。ニュースなどの断片的な情報だけで他の国やその国の人たちを判断するのではなく、広い視点と平等な心で物事をとらえられる姿勢を身につけて欲しいと考えています。その心は社会に出てから必ず役に立ち、これからの国際社会に置いては大きな武器となります。仕事以外でも私生活においても国際社会の中で豊かに幸せに生きていくためにはこの「偏見のない心」は役に立ちます。そしてそのために英語をしっかり学んでほしいと思うのです。

これが少なくとも私たちが考える「英語を学ぶ理由」であり、ソフィーで私たちが生徒たちに英語を教える理由です。生徒はこの理由に対してしっかりとした理解と納得があると、英語学習に真っすぐに向かえるようになってきます。
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