男の子の育て方

女性である母親にとって、時として男の子は理解しにくく、扱いにくかったりします。女の子は次の日の準備も宿題も早目に終わらせようとする傾向にありますが、男の子は比較的後回しにしたがったりします。このような男の子を上手に育てていくためのコツをここでは紹介します。

boy

【問題】母親にとって男の子はわかりにくい

今回は特に「男の子を持っているお母さん向け」のお話です。
母親にとって、自分と性別の違う「男の子」は考え方や行動が理解できず、「どう育てたらいいかわからない」と感じることもあるかもしれません。女の子には当たり前のことが、男の子には当たり前ではないことは多く、それを理解できないことでイライラしてしまいキツイことをつい言ってしまったりします。しかしそれが相手のやる気を失わせることになり、逆効果となってしまいまったりします。こういう場合、どうしたらいいのでしょうか?男の子を上手に育てるためのコツってどんなところにあるのでしょうか?

【解決策】男の子は「プライド」を大事にしてあげるべし

男の子の育て方のキーワードを一言で言うと「プライド」です。
男の子は自分が他人より優れているかどうか、を非常に大切にします。女性から見るとどうでもいいと思えるような「面子」をとても重要視します。だから競争が大好きですし、ちょっとしたゲームでも負ければ泣いて悔しがったりもします。
女性から見ると理解できないこのような男の子の性質は、ネガティブな面もありますが、同時にポジティブな面も持っています。男の子はこういう性質を持っているから、何かに熱中して、何かを成し遂げよう、と努力をするようになるのです。ですから、男の子を上手に育てるにはこの「プライド」のネガティブな面ではなく、ポジティブな面を引き出すようにすればいいのです。

「プライド」がネガティブに働くときというのは、その分野では自分の優位性が示せない、と男の子が感じてしまうときです。たとえば「自分は勉強が苦手だ」と思い込んでいたら、いくら勉強しても優位性が示せない訳で、プライドは満たされません。だったら、「勉強をしない」ことで、「勉強をしたけどできなかった」というザンネンな感情をさけることができ、プライドが少し保てます。

男の子のプライドが満たされない時

学校の勉強でプライドが満たされない場合、男の子は他のいろんな方法でプライドを満たそうとします。ある男の子はスポーツに熱中してそこで成果を出すことでプライドを満たそうとしたりある男の子は悪ぶって、まわりを怖がらせることで重要感を満たそうとしたり、ある男の子はゲームで高得点を出すことで自分のすごさを示そうとしたりします。さらに男の子は何かの分野でいい成果を示すことができたとき、まわりの人に「褒めて欲しい」「認めて欲しい」と強く思います。

これは多くの男の子にとって、実は衝動的なまでの欲求です。多くの男性は大人になってもこれを求めて生きている、と言っても過言ではないかもしれません。そしてもっとも「褒めて欲しい」と思っている人は誰か、というとそれはお母さんです。

上手に男の子をほめよう

男の子はお母さんに「あなたはすごいね」と言って欲しい。ホント、それだけで十分なのです。
男の子の中には自分で自分のことを「俺って天才!」などという子もいると思います。多くのまわりの大人はその時「何馬鹿なことを言ってるの!(笑)」というような反応をすると思います。でも、その時に母親だけには「本当にそうよね。あなたは天才よね。」と言って欲しいのです。

勉強でも同じです。もし少しでもいい成績が出たなら、「あなたはすごいわね」とお母さんから褒めて欲しいのです。逆にもし成績が悪かったとしても「あなたは本当はもっとできるのよ。それをお母さんは知っているのよ。」と言って欲しいのです。万が一まわりのすべての人に「お前はバカだ」と言われたとしても、お母さんに「あなたはすごい能力を持っているのよ」と言われたら、それだけで自分に自信を持って生きていけるのです。そしてお母さんから言われたその言葉は男の子は一生心に残り続け、努力を続ける原動力となるのです。

女性からはなかなか理解がしにくい面もあるかもしれません。でも、一度じっくりとこの「プライド」の点から男の子を観察してみると、少しずつ納得ができてくると思います。場合によっては旦那さんの意見を聞いてみるのもいいでしょう。
きっと男の子の育て方が、グッと楽になっていくと思います。

最終更新日: | 初回公開日:
投稿: | カテゴリ: ブログ