「勉強しやすいお家」の作り方

いわゆる一般的な日本の「子供部屋」やその他の自宅の空間は、比較的「勉強しにくい空間」です。家にはテレビがあり、ゲームがあり、マンガがあり、他の家族がおしゃべりしていたりするからです。ではどうすればいいのでしょうか?ここでは比較的どの家庭でも簡単にできる子供のための勉強しやすい空間の作り方を紹介します。

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【問題】お家の中や勉強部屋は「勉強しにくい環境」

yomenai_catさて、入試が近づいたり、定期テストが近づいたりすると家庭である程度の学習量を確保したいところです。ソフィーでは、まずは学校の授業を生かし、その中での学習効果を最大化することを優先しています。でも家庭での学習も、少なくともテスト前は大切です。しかし、多くの場合子どもにとっては自宅は比較的「勉強しにくい環境」です。

家にはテレビがありますし、他の家族もいます。自分の部屋には漫画があり、ベッドがあり、パソコンなどもあったりします。ましてやすでに一日学校で授業を受けて来ていて、部活もやってきているとなると平日はご飯を食べてお風呂に入ってそれから「勉強しなさい」と言われても、難しい時はあるものです。

ではどうしたらいいのでしょうか?どうすれば子供が自然に家庭学習してくれるようになるのでしょうか?

【解決策】リビングを勉強スペースに改造すべし

方法はいくつかあると思いますが、ひとつ試してみる価値があるやり方があります。それは「リビングを勉強スペースに作りかえる」という方法です。

ソフィー学習塾を長く経営してきた中で家庭学習が習慣化している生徒の様子を聞いてみると、彼らの多くは実は自分の部屋であまり勉強しない、ということがわかってきました。彼らの多くはリビングの食卓など親や兄弟の顔が見える場所で勉強しています。そしてちょっと疲れたら、家族に話しかけたりして、その後でまた勉強を進めます。

幼稚園の子供などは、お父さんやお母さんの膝に座って絵本を読むのを好んだりします。中学生や高校生になれば膝の上にのって勉強するわけにはいきませんが、それでも顔の見えるところでお父さんやお母さんの存在を感じながら勉強するのを好むケースは実は少なくありません。

もちろんそれぞれの好みもあるので、自分の部屋の方が集中できる人もいるでしょう。ですからその好みを聞きながらですが、もしリビングの方が勉強しやすいようであれば、リビングを「学習スペース化」してみましょう。

リビングを少し勉強しやすいように整理整頓してあげたり、一定の時間「ノー・テレビ・タイム」をつくってみたりするのもいいかもしれません。どうしても見たいテレビがあれば、別の部屋で見るようにしたり、録画しておいて後で見るようにすることもできます。もしリビングで子どもが勉強している横で、お父さんお母さんが自分の好きな本を読んだり、パソコンで調べものをしたりできればすごくいいでしょう。まわりに勉強している人がいることは子供にとってとても良い刺激になります。

この方法はたくさんある家庭学習を促進する方法の一つですが、比較的簡単で取り組みやすいものだと思います。ぜひ試してみてください!

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