ソフィー学習塾の歴史 Part2

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ソフィー学習塾の歴史 【Part2】学習塾創業〜「ソフィー学習塾」に改名


【1998年2月15日】 新潟県長岡市で学習塾創業

classroom2オープンの日はイベントを行いました。そのチェーン塾の本部の社長は、当時出版していた本がまずまず売れていたこともあり少し名前も売れていたので、その本部社長に「教育講演会」で講演を行ってもらうことにしたのです。知り合いを中心に30名ほど集め、オープンの日はまずまず盛況な雰囲気でスタートすることができました。

【1998年2月〜1999年】 苦悩期

しかし問題はそこからでした。生徒はなかなか集まらず、最初は1週間に生徒が1人という状況で、それが1ヶ月ほど続きました。チラシをまいても反応はほとんどなく、教室の電話の前でただ電話がなるのを待ち続ける、という日が続きました。2月の長岡は雪が多く、教室入り口の全面窓からは降り続く雪がよく見えました。私は何日も電話機の前でその窓からの雪景色を呆然と眺めるだけでした。snow-window

1ヶ月経ち、2ヶ月が経ち、少しずつ生徒が入ってくるようにはなりましたが、それでも経営が成り立つような状態ではありませんでした。やがて最初用意していた運営資金は尽き、家賃を払うのも厳しくなってきました。

ところが不思議なことに「来月は家賃が払えないかも」と思うと、生徒が2〜3人入ってきたりして、ギリギリ家賃が払える状態になりました。そしてしばらくしてまた「来月こそは家賃が払えないかも」と思っていると、誰かが紹介で友だちを連れてきて入塾になったりしてまたギリギリ家賃が払えるようになりました。

このようなことが繰り返し起こり、幸運にも家賃だけはいつも払えていたので、なんとか営業は続けられました。ただ自分の給料が出せない状態が続きました。やっと自分の給料が少し出せるようになったのはこれから2年後のことでした。

ヒントを探して、毎日の図書館通い

当時はインターネットバブルの最盛期で、日本にも私と同じ年代の経営者が派手に事業を成功させたりしてメディアでチヤホヤされることも増え始めていました。それを見て「自分には経営の才能がないんだ」と落ち込むこともたびたびありました。

それでも毎日夕方になって生徒が来ると楽しくて、やる気を促進するための仕掛けや教材をつくり続けました。実際に自分が考えた方法でびっくりするほど成績が上がる生徒たちも出始め、教務面での手応えは早い段階で感じるようになっていました。

ただやっぱりこの時期はまだ、自分がこの塾で行っていることが他の塾とどう違うかなどをしっかりとアピールする術を自分の中では持っていませんでした。頼りにしていたチェーンの塾本部も、次第にそれほどそういったマーケティングのノウハウなどは持っていないんだ、ということが明らかになってきていました。

仕方がないので、独学でそう言ったノウハウを習得しようと、毎朝図書館へ通い、ビジネスコーナーの本を読みまくりました。この時は1年で数百冊読んでいました。図書館のビジネスコーナーの本はほぼすべて読んでしまったほどでした。しかし、なかなか「これだ!」という本には出会えず、経営面の改善をするために具体的に何をしたら良いのかがよくわからないまま、苦悩する日々が数年続きました。

2000年4月 「ソフィー学習塾」に改名 同時に新ロゴ決定

2000年を過ぎた頃から本部からほとんど連絡が来なくなりました。どうやら本部の経営が成り立たなくなり、特に何の連絡もないまま閉めてしまったようでした。これを機に当初つけていたそのチェーン塾の名称から、現在の「ソフィー学習塾」という名称に変更しました。その経営母体である会社名は「ソフィー・ジ・アカデミー」としました。(この「ソフィー・ジ・アカデミー」という名称はその後設立する英会話スクールの名称にもなっていきます。)

またロゴも新しくしました。ロゴのデザインは「1997年9月〜1998年2月 構想期(2) 独立準備」の時に「夢ノート」のようなものにスケッチしてあったネコのイラストを採用しました。

※このネーミングの由来や経緯、ロゴの由来や経緯についてはソフィーの英会話スクールのブログで詳しく書いていますので、興味がある方はそちらの記事をぜひお読みください。→「ソフィー」という名前の由来』/『ソフィーのロゴの由来

 


【Part3】へ続く


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