子どもの自信回復③~時間と自由と本心と~

こんにちは。ソフィーの北岡です。 前々回は、自信とはなにか・自信の育ち方、について、前回は、自信回復を進めるのためのマインドセットについて書いてきました。 今回から少し具体的な方法論に入っていきます。 このシリーズは、子どもの自信回復にお悩みの方のみ読んでいただければ大丈夫です。なぜなら全員にあてはまる万能なテクニックなど存在せず、本来は、子どもの様子やタイミングをみて、その時その時でやり取りをしていくべきだからです。なるべく汎用性が高いものをご紹介しますが、テクニックが万能ではないことにご注意ください。前々回前回、の記事がいわば土台となっているので、お読みいただいた上で行動に移してもらえたらと思います。 

なんでも言える時間がご褒美です

自信を失っている子は、自分が思っていることや考えていること自体に自信を持てないことが多くあります。そのため親として肯定できないようなことを子どもが考えていたとしても「考えは自由に持っていい」という体験をさせてあげることが大事です。

親としてやりがちなのは、反論(意見)をすぐさま言ってしまうことです。なので、反論したくなったら、「あとでメモして明日言う」ということを試してみてください。子どもの言い分を聞いて、反論しそうになったり、自分の意見を言いそうになったら「明日言う」と念じてみてください。

そういう「自分の意見を聞いてもらえる時間」を積み重ねると、失敗を恐れず自らの力で試行錯誤を繰り返す子になっていきますし、本当に困ったときに助けを求められる子になります。 自信喪失時に一番困るのは、子どもが、「つらい、助けて」と言えなくなることです。

自信喪失前に助けを求められるようになっておくのも大切ですが、自信喪失後でも「なんでも話していい時間」を作れば、助けを求められるくらいには回復していきます。

伝えることは本心にあるものを

次に、なにか伝える際には「本当に思っていること」もっと正確にいえば、「本当だと思っていること」を伝えるのが大切です。

知り合いに本当に好きなものをオススメされたとき、少し気になってしまった経験、ありませんか?

ある映画の熱烈なファンに「いやぁ、あのシーンは本当によかったよ!シリーズ通して観ると、もはや娯楽というより、あれは人生を教えてくれる作品だね!」なんて楽しそうに言われて、「そこまで言うならちょっと観てみようかな?」と思うような経験が一回くらいはあるんじゃないでしょうか。映画に限らず、本当に好きなものをオススメする人の熱量は感じたことがあると思います。

こうした本心からの熱量は、人の心や行動に影響を与えます。だからこそ本心で親子コミュニケーションをとってみてほしいと思います。そのほうが物事が好転していくことが多いと思っています。もちろん、なんでも言っていい時間を十分に設けてからです。(少し気恥ずかしくても、これ以上自信を失ってほしくない、と思えばできます!勇気が持てなかったら塾に相談に来ていただければと思います)

たとえば、勉強を例にします。心の奥底で「勉強できなくても正直そこまで人生に困らない」という考えがあるなら「確かに勉強できなくても、人生には困らないと思うよ。なんでやるんだろうね。」というように本心で思っていることを伝えたほうが、子どもの自信につながっていきます。(前々回、前回のブログがヒントのひとつになると思います)

もちろん、本心で「勉強が大事、楽しい」と思っているならそれを伝えるということです。

これらの「本心」とは、「人から聞いて私もそう思う」というレベルではなく、「自分の経験上そう思うし、よくよく考えてもやっぱりそう思う」という深いレベルで思っていることがキーポイントです。

そのため、伝えたいことが「自分の本心かどうか」を確認するためにも、子どもの話を聞いた直後に親の言い分を伝えるより、「明日言う」くらいでちょうどよくなるんです。

今回は、「まず言いたいことをなんでも言える時間を作る」「その時間を十分設けてから本心を伝える」ということを書きました。

次回は、これらがより取り組みやすくなるヒントを書いていきます。