どうしてソフィーでは”変わる”ことができるのか

こんにちは。ソフィー学習塾の北岡です。
今回は、ソフィーでの友達紹介などで特徴的なことをご紹介します。
かつて他の塾や予備校で働いていたときと比べると珍しく、面白く思っています。
隠れ家的なソフィーの良さも伝わるかもしれません

紹介者がほとんど、「別の」学校・クラス・部活・学年

最近、中学3年生の紹介で、別の学校の中学3年生の子が入ってくれました。

で、ソフィーで働いていて面白いのは、紹介がある場合、「同じ部活」や「同じクラス」からの紹介がほとんどないことなんです。

今まで他の塾で働いていた時は、「同じ部活で集団で来る」「同じクラスの仲良しが来る」ということが大半でした。

しかし、ソフィーは、別の部活やクラス、別の学校、後輩、を紹介することが大半です。この、別コミュニティからの紹介ってとても面白く思っています。

「友達に紹介したくない」発言(笑)

ソフィーは「違う学校」「違う部活」「違うクラス」「違う学年」の紹介がほぼ100%です。

たまに「同じクラスとか部活で仲いい子と一緒に来たら~?」と言うこともあるんですが、大体の子が、次のようなほぼ同じ内容を言います。

それは、
「ソフィーは、いつものメンバーじゃないからいいの…!!」「自分のことを深く知っている人がいないからいいんですよ!」です。

もちろん仲良しで入塾する子もいたり、たまたまいつも一緒に行動するような子が入塾して「え!?入っていたの??」ということもありますが、

ソフィー内で仲良くグループで勉強したりする子は、
同じ学校の場合は、ソフィーに入ってから仲良くなった関係の生徒がほとんどです。

全員違う高校・学年ですが和気あいあいとしています。ソフィーで知り合いました。

ちなみに、面白いのは、ソフィーは日程スケジュールが自由なので、紹介ではない形で、友達どうしが別々に入った時に顔を合わせることが少ないんです。
そのため、夏期講習や冬期講習で時間をずらして受講した時に「え!?いつから入っていたの?」というやり取りもあったりします。

ソフィーでいつものメンバーがいないメリット

ソフィーに興味を持っていただいた方に向けて、
生徒の言う「いつものメンバーがいないほうがいいメリット3つ」、書いてみます。
確かに、「人間ってそういうとこ、あるよね」と思う部分があります。

  • まじめな話ができる
  • 「新しい自分」になれる
  • 本音も弱みも見せられる

メリット1:まじめな話ができる

ソフィーの、特に高校生は、進学先を大学入学後や卒業後まで見据え、長期的な視点ややりたい学問内容で相談する生徒が多くいます。

私たちの用意している場は、友達や家族にはなかなか恥ずかしかったり、言う勇気が持てないような話もまじめにできる場です。そのため、真剣に将来を考えたり、自分と向き合うことを大切にできます。

どんな夢を語っても、誰もが応援し、「どうしたら、出来るんだろうね。」「どうしたら、なれるんだろうね。」という発想で会話が続きます

そのため、「いつもの自分」を知る人のいない空間だからこそできる、まじめな話を安心してできます。

(参考記事:「ソフィーの進路サポート」「自分のモヤモヤと向き合う」)

メリット2:「新しい自分」になれる

そして、まじめな話をしたり、夢を語ったりしてエネルギーが溜まっていくと、「新しい自分」に変化していきます。今まで勉強しなかった人が勉強するように変わったり、今までネガティブだった子がポジティブになったり、今まで引っ込み思案だった子が活動的になったり。

そんな「変化している最中」に、「今までの自分」を知っている人の中には、意識的にか無意識的にか、「あいつ変わったな」ということをバカにしたり、人の成長を茶化す人もいたりします。そうして「元の状態に戻そう」としてくる人もいます。

もし学校や部活でそういう環境になったとしても、私たちの空間が「新しい自分になっていいんだよ」という環境であれば、「元に戻そうと」してくる人の悪影響を振り払って、「新しい自分」になることができます。新しい自分に変化したあとなら、周りが戻そうしても戻りません。

サナギの背がひび割れて孵化しそうなときに押し込めることが出来ても、孵化して蝶になったあとは、サナギの殻には押し込めません。
私たちの空間は、孵化するまでサポートし続ける空間です。

メリット3:本音も弱みも見せられる環境で、心の声を聴ける

過去の自分を知ることのない者同士、自分の価値観を見つめるためのカードゲームや対話イベントも時折あります。

人は、自分のあらゆる感情や表現を受け入れてくれる場所や人が必要なときがあります。しかし、いつも本当の意味で自由に表現できるわけでもありません。

「なんでも話せる親友」であっても、どうしても見せたくない部分というものは少なからずあります。それは仲が良く、その親友に対して愛情があるからでもあります。もちろん家族・親族も同様です。

時には、そういった愛情や友情からなる人間関係を取り払って、自分の心の声を聴くということも大切です。

「友人や家族の顔色をうかがうことや反応を気にしないとしたら、自分はどんな自分になりたいのだろうか。どんな自分になれると信じているのだろうか。」

そういった、周囲の反応や関係によらない自分の気持ちに向き合う場って貴重なんだと思います。貴重だからこそ、私たちが大切にしていきたいものでもあります。

「新しい自分」に変わるにはうってつけの場だと自負しています。

「新しい自分」「なりたい自分」に変わるには、自分の過去を深く知る人がいなかったり、いつものメンバー・いつものグループとは違うコミュニティで、自分の本心と向き合う時間、色んな話ができる時間が大切です。
ソフィーは小規模かつ自主選択を第一にしている塾だからこそ、「自分の時間」を大切にして「新しい自分」を育てていける環境になっています。
その結果、ソフィーの紹介は、別の学校や学年の紹介、兄弟の入塾がほぼ100%となっていますが、きっと生徒達は無意識的に「自分の大切な場」を守りつつ「自分にとって大切な人」を紹介してくれているんだと思います。

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